今日の工作 Mogami 3368とWM-61Aステレオマイク
今日は朝からハンダこてを握ると言う、よくある休日の風景。(いや、私の場合ね)
W杯初戦は残念でしたが、今日の工作は中々よろしい出来。
ということで、自己満足も兼ねて紹介してみます。
先ずは、昨年のInterBEEで発表されたMogamiの楽器用シールドケーブル3368。

これがオヤイデで切り売り開始されたんで早速購入して1本作ってみました。
低静電容量と特殊な編組シールド構造が売りらしい。
ただ、口径が8mmとかなり太いんで、オヤイデのP-285等の大口径対応のプラグが必要。

オヤイデのプラグは外見もカッコ良いし、精度も高いんだけど、
とにかくハンダのノリが悪いんだよね。
出来ればノイトリックの大口径対応で作りたかったんだけど、
3368切売りのついででP-285を買いました。
で、早速製作。


白い繊維と銅線による編込み構造で、選り分けるのが大変。
一緒に捩ってもハンダ出来るので、適当なところで妥協しました。
完成品がこちら。

同じMogamiの2549なんかと比較しながら試奏してみました。
ワイドレンジで張りのある音は、これまでのMogamiには無かった感覚です。
太い割に柔軟性があるから取り回しも楽、ケーブル叩きノイズも気になりません。
これは、多分今後の新定番になるような気がします。意外に安いし。
私も部屋弾き用のケーブルはこれに変えました。
さて、もう一つの製作物はWM-61Aのステレオマイク。
以前に、メーカー推奨の2端子配線で作ったのがこれ。

色々録音してみたんだけど、単純な2端子配線だとゲインが高くて大音量で歪むことが有る。
以前、3端子化して帰還抵抗を入れる実験をしたときは、低域の落ち込みが有ったんだけど、
'14 Golden Weekの日々
その後で再検証したときは、結構良い感じだったので、
3端子改造後、チップ抵抗で帰還抵抗を入れてみました。
抵抗値は、2SK123の特性と、レコーダーのプラグインパワー電圧から390Ωにしました。
因に、チップ抵抗の少量販売って中々無いんだけど、マルツに有りました。
あと、ちょっと残念な外観だったので、こちらもボールペンの切ったパイプに仕込んでみました。
出来上がったのがこちら。

こちらもゲインが3dB位下がったのと、動作点の最適化で歪み難くなったと思います。
今日もまた代わり映えしない一日でした。
でも楽しいです。
W杯初戦は残念でしたが、今日の工作は中々よろしい出来。
ということで、自己満足も兼ねて紹介してみます。
先ずは、昨年のInterBEEで発表されたMogamiの楽器用シールドケーブル3368。

これがオヤイデで切り売り開始されたんで早速購入して1本作ってみました。
低静電容量と特殊な編組シールド構造が売りらしい。
ただ、口径が8mmとかなり太いんで、オヤイデのP-285等の大口径対応のプラグが必要。

オヤイデのプラグは外見もカッコ良いし、精度も高いんだけど、
とにかくハンダのノリが悪いんだよね。
出来ればノイトリックの大口径対応で作りたかったんだけど、
3368切売りのついででP-285を買いました。
で、早速製作。


白い繊維と銅線による編込み構造で、選り分けるのが大変。
一緒に捩ってもハンダ出来るので、適当なところで妥協しました。
完成品がこちら。

同じMogamiの2549なんかと比較しながら試奏してみました。
ワイドレンジで張りのある音は、これまでのMogamiには無かった感覚です。
太い割に柔軟性があるから取り回しも楽、ケーブル叩きノイズも気になりません。
これは、多分今後の新定番になるような気がします。意外に安いし。
私も部屋弾き用のケーブルはこれに変えました。
さて、もう一つの製作物はWM-61Aのステレオマイク。
以前に、メーカー推奨の2端子配線で作ったのがこれ。

色々録音してみたんだけど、単純な2端子配線だとゲインが高くて大音量で歪むことが有る。
以前、3端子化して帰還抵抗を入れる実験をしたときは、低域の落ち込みが有ったんだけど、
'14 Golden Weekの日々
その後で再検証したときは、結構良い感じだったので、
3端子改造後、チップ抵抗で帰還抵抗を入れてみました。
抵抗値は、2SK123の特性と、レコーダーのプラグインパワー電圧から390Ωにしました。
因に、チップ抵抗の少量販売って中々無いんだけど、マルツに有りました。
あと、ちょっと残念な外観だったので、こちらもボールペンの切ったパイプに仕込んでみました。
出来上がったのがこちら。

こちらもゲインが3dB位下がったのと、動作点の最適化で歪み難くなったと思います。
今日もまた代わり映えしない一日でした。
でも楽しいです。
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英国筋肉紳士Bare Knuckleを載せてみた。Archtop Tribute AT-130
Archtop TributeのAT-130を弾き出してから、そろそろ3年になります。
初めてのフルアコということで、色々試行錯誤しながら使っていますが、
ピックアップがどうしても気になっていました。
AT-130に搭載されているP-90は所謂ノーブランド品ですが、
別に粗悪品と言う訳ではなく、十分良い音がします。
でもね、色々試してみたくなるのです。性分ですな。
ここで問題になるのが、ES-330(いや、まぁ、AT-130ですけど)の
フロントピックアップカバーの厚みなんですよ。
16フレットジョイントのES-330のフロントピックアップカバーは、
一般的なドッグイヤータイプより薄いんだよね。
( 一部のピックアップメーカはこれを"short type"と呼んでるみたい。)
このタイプのP-90は殆ど製品化されていないし、結構高いんだよね。
そんな訳で諦めてたんだけど、先日実際のピックアップ搭載スペースを計ってみたところ、
ギリギリ、通常のドッグイヤー(約11mm厚)でも入るんじゃないかと。
ここで、選んだのが今噂の"英国筋肉紳士"ことBare Knuckle。
ここのHalf NoteというP-90がJazz向けラインナップで如何にも良さげなんですよ。
国内で買うと結構高いんだけど、本家のオンラインショップで買うと、
英国税金が掛からない+楽器なんで関税が掛からないということで、
送料払っても格安です。(Half Noteは送料込みで1万円程度でした。)
マネージャーのTim君とメールでやり取りした後、発注。
2週間くらいで英国から届きました。



交換後に使えと言うことでしょうか、rotosoundの弦、ステッカー、ピック、
そして、英国筋肉紳士のコースターがオマケで同封。
ゴメン、Tim。 このコースターは使えないよ。
さぁ、早速ピックアップの交換です。
フルアコです。私、実は箱モノのピックアップ交換は初めて。

リアピックアップの穴から臓物取り出して、


もう一度埋めて完成。
これが、もう大変。二度とやりたく有りません。
いや、交換前に色々ネットで手順の写真を探したんですよ。
取り出すところの写真は見つかるけど、埋め込むところの写真が見つからない。
やってみて分かりました。写真撮る余裕なんか無ぇんだよ。
良い子は素直にリペアに出しましょう。
音はもう本当に素晴らしい。
張りのあるP-90のジャズトーンです。ピークの周波数が絶妙。
高域の良いところにピークが有り、さらにレンジ上手く狭めていて使い易い。
ボリュームとトーンの設定で音色がコロコロ変わります。
早速Line6のSpider Valveで録音してみました。
フルアップの張り系 BareKnuckleV10T10.mp3
少し絞ったウォーム系 BareKnuckleV8T6.mp3
まぁ、ほら、弾き手の問題が有るんだけどさ、、、
他のBare Knuckleピックアップも試してみようかと思える良い出来です。
ただ、やっぱり1弦のハイポジションで、若干弦とカバーが接触気味なんでカバーを削りました。
short type作ってよTim君。
余談ですが、会社のギターリペア好きの同僚に、
Bare Knuckleのオンラインストアに登録すると、税引き表示で安いよと教えたら、
"上半身裸のファイティングポーズ写真送れ
とか言われたらどうしよう"と、悩んでいました。
あれ、誰なんでしょう?
フレディマーキュリー?、カールゴッチ?
今のところ、写真の要求は来ていません。
初めてのフルアコということで、色々試行錯誤しながら使っていますが、
ピックアップがどうしても気になっていました。
AT-130に搭載されているP-90は所謂ノーブランド品ですが、
別に粗悪品と言う訳ではなく、十分良い音がします。
でもね、色々試してみたくなるのです。性分ですな。
ここで問題になるのが、ES-330(いや、まぁ、AT-130ですけど)の
フロントピックアップカバーの厚みなんですよ。
16フレットジョイントのES-330のフロントピックアップカバーは、
一般的なドッグイヤータイプより薄いんだよね。
( 一部のピックアップメーカはこれを"short type"と呼んでるみたい。)
このタイプのP-90は殆ど製品化されていないし、結構高いんだよね。
そんな訳で諦めてたんだけど、先日実際のピックアップ搭載スペースを計ってみたところ、
ギリギリ、通常のドッグイヤー(約11mm厚)でも入るんじゃないかと。
ここで、選んだのが今噂の"英国筋肉紳士"ことBare Knuckle。
ここのHalf NoteというP-90がJazz向けラインナップで如何にも良さげなんですよ。
国内で買うと結構高いんだけど、本家のオンラインショップで買うと、
英国税金が掛からない+楽器なんで関税が掛からないということで、
送料払っても格安です。(Half Noteは送料込みで1万円程度でした。)
マネージャーのTim君とメールでやり取りした後、発注。
2週間くらいで英国から届きました。



交換後に使えと言うことでしょうか、rotosoundの弦、ステッカー、ピック、
そして、英国筋肉紳士のコースターがオマケで同封。
ゴメン、Tim。 このコースターは使えないよ。
さぁ、早速ピックアップの交換です。
フルアコです。私、実は箱モノのピックアップ交換は初めて。

リアピックアップの穴から臓物取り出して、


もう一度埋めて完成。
これが、もう大変。二度とやりたく有りません。
いや、交換前に色々ネットで手順の写真を探したんですよ。
取り出すところの写真は見つかるけど、埋め込むところの写真が見つからない。
やってみて分かりました。写真撮る余裕なんか無ぇんだよ。
良い子は素直にリペアに出しましょう。
音はもう本当に素晴らしい。
張りのあるP-90のジャズトーンです。ピークの周波数が絶妙。
高域の良いところにピークが有り、さらにレンジ上手く狭めていて使い易い。
ボリュームとトーンの設定で音色がコロコロ変わります。
早速Line6のSpider Valveで録音してみました。
フルアップの張り系 BareKnuckleV10T10.mp3
少し絞ったウォーム系 BareKnuckleV8T6.mp3
まぁ、ほら、弾き手の問題が有るんだけどさ、、、
他のBare Knuckleピックアップも試してみようかと思える良い出来です。
ただ、やっぱり1弦のハイポジションで、若干弦とカバーが接触気味なんでカバーを削りました。
short type作ってよTim君。
余談ですが、会社のギターリペア好きの同僚に、
Bare Knuckleのオンラインストアに登録すると、税引き表示で安いよと教えたら、
"上半身裸のファイティングポーズ写真送れ
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