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バカラッシュ

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Jazz Guitar弾きです。
練習しながら忘れないように記録します。


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石は球に負けるのか? 80年代のギターアンプ修理 

先日、友人からギターアンプの修理を頼まれた。
FenderのStage Lead IIという80年代のソリッドステートのアンプなのだが、
考えてみると、この年代のアンプを修理したのはこれで3台目である。
大体このくらいの年代モノは、メーカーはもう修理を引き受けないことが多い。
ということで、こちらにお鉢が回ってくるのだがこれが結構面白い。

80年代というと僕の学生時代な訳で、どれも懐かしいアンプばかりである。
勿論当時も真空管アンプが憧れだったのだが、どれも高価でおいそれとは手が出ない。
結局、スタジオ、ライブ、自宅とどれもほとんど石のアンプだった。
修理しながら中身をみると、各社とも色々工夫を凝らしていて、
石ならではの回路であり興味深い。

で、まずはGuyatoneのZip355です。
地元のライブをやっているお店のオーナーからの修理依頼。
ZipAmp1.jpg
これ高校の頃、欲しかったんだよね。
確か38,000円位で何とかお小遣い、バイトで手の届く範囲だったし、
2chでクリーンも歪みもOK。更にドライブCh.は3Volで十分歪むし、リバーブまでついている。
修理自体は、ガリがひどくてさすがに現場じゃ使えないということだったので
Potを外してアルコール洗浄、ヤバそうなケミコンを交換して修理完了。
ついでにちょっと歪みが強過ぎたんで、
歪み回路のシリコンダイオードをLEDに変更してクランチ系を狙った。
ZipAmp2.jpgZipAmp3.jpg

音は素直で十分使える。ただ、マスターボリュームを8以上にすると
結構ノイズが目立つので、クリーンの最大音量がちょっと足りないかな。
回路としてはFETを使ったプリアンプで、”FETでチューブに肉薄!”が宣伝文句だった。
でも、もっと昔のアンプでも、GuyatoneはFETのプリアンプが多かったけどね。
ギターアンプ修理、改造
面白いのは、Ch.切替に4053を使っていた。なぜか4000シリーズのアナログスイッチって
エフェクタ、アンプとかで使わないよね。なんでだろ。オン抵抗もあまり変わらないと思うのだが、、

(2010.Mar.23追記 4053ではなく4016だった。)


結局他の修理品のお礼ということで、これ無期限借り中。
この歳になって入手することになるなんて、巡り合わせですなぁ。

次も同じお店から頼まれたFender Sidekick 35Reverb
Sidekick1.jpgSidekick2.jpg
電源が勝手に落ちるということだったのだが、分解しても特に問題は無いし、
僕が使っている限り電源も落ちない。と言うことでクリーニングだけして
返却しました。どうも、お店の電源タップがぐらついているというオチらしい。
音は個人的にはかなり気に入った。ミドルを上げると、妙にコンプレッションが効いてきて
ウォームなクリーントーンになる。好き嫌いが有ると思うけど、僕は好きなんだよね。
出力もZip355より有ると思う。今度オークションで狙ってみようかな。

で、最後が冒頭のFender Stage Lead IIです。
StageLead5.jpgStageLead1.jpg
これは、音が出ないということで修理したのだが、取り敢えずメインアンプに直接信号を
ぶち込むと音が出たので、問題はプリアンプだろうということで、分解して原因をみていった。
StageLead2.jpg
基板をみると修理を繰り返したために、基板のパターンや部品端子のダメージがかなりひどい。
ハンダ付けやパターンを修復しながら、ヤバ目のケミコンを交換していった。
StageLead3.jpgStageLead4.jpg
で最終的に組上げてチェックして、きちんと音が出て終了と思ったのだが、
ある程度音量を上げるとスピーカから、ビーという異音が出る。
よく見ると、コーンのエッジが割れているだけでなく、コーン紙自体も破れていた。
これはもうスピーカ交換しか無いので、私の修理はここまでにした。

これも音はしっかりフェンダーで、しかもノイズが少ないのに驚いた。
リバーブを上げるとノイズが出てくるのだが、それ以外は驚くほど静かでした。
回路としては、クリーンCh.は定番のEQ回路なのに、
ドライブCh.はシミュレーテッドインダクタによるグライコみたいなEQが特徴。

この年代のアンプはどれも余計なエフェクトが無いし、
素直な回路が多いから、結構使いやすいと思う。
ただ、ケミコンがそろそろ寿命なのだが、電源の平滑コンデンサの
丁度良いサイズが見つからないことが多いのが難点。
後、やっぱりスピーカのエッジが破れていることも多いね。
それからリバーブユニットの破損もチェックポイントか?

この辺りをチェックできれはかなりお買い得な年代だと思う。
といって今宵もヤフオクのチェックに行くのだ。

追伸
メーカーの対応
Guyatone: 回路図送ってくれて、しかも何故がシールまでくれた。
神田商会:対応悪い。なら修理引き受けろって。
Fender本社: 担当のEd君、資料バンバン送ってくれる。良いぞ。


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コメント

stage lead ありごとうございました。
あれから、偶然にもヤフオクでFENDERの12インチスピーカーを入手。(¥3000)結構良い感じで使えてますよ。
もう一発のSPもヤフオクチェック中

sidekickって

いつも使わせてもらっている置きアンプと同じやつですかね?
80年代前後のトランジスタのアンプって味がありますねえ。フェンダーがあんまりフェンダーっぽくない(笑)
グヤのアンプも(このアンプかどうかはわかりませんが)立川のお店に置いてあった事がありますが、見た目の安っぽさとは裏腹に(失礼)素直でいいアンプでしたね。
グヤのアンプ、満喫して下さい。

いやぁ さすがですねぇ^^
僕には絶対出来ない業っすよ。
本当にそうゆう技術が欲しいです。
自分で設計して作れると本当に楽しいんだろうなぁと。
僕は386ミニアンプでいっぱいいっぱいっすw

どもども 皆さんコメント有り難うございます。
>あゆたださん
修理自体は楽しんでやっているので過分なお礼を頂き恐縮してます。
スピーカ交換したんですね。エッジが破れると低域がガクッと落ちるので、
これで大分低音も出てきたと思います。
本当は電源系のコンデンサも交換したかったのですが、
良いサイズが見つからなくて断念しました。
ハムがひどくなってきたらこの辺りを疑って下さい。

>ぼんばさん
sidekickはアレです。ぼんばさんが使う前にセッションで電源落ちが
頻発したらしく、ちょっと見たのですが問題無かったです。
結局店の電源タップがヤバかったので、
演奏前に注意した方が良いですよ。

あの年代のfender japanの石アンプは日本のエルクが作っていたらしく、
凄くまともな設計なので、fenderぽくないけど良いアンプです。
その点、もう一つのFender Stage Leadは結構乱暴な設計で
なかなかアメリカしてました。
でも、こちらもいい音です。不思議。

>takaRさん
修理と言っても、基本的にはプリアンプ部限定なのですよ。
メインアンプは丁度良い代替トランジスタが無かったりして
手がでないことも多いです。

あと、実は球のスキル無いんです。
仕事を始めた頃はもう球の時代は遥か昔だったので、、

今、家に真空管式のテープエコーのジャンクが有るんで
これで色々勉強してみようと計画中です。

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