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バカラッシュ

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Jazz Guitar弾きです。
練習しながら忘れないように記録します。


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中華DACは面白い..のか? DN-84766を覗いてみる。

HEGEL HD2のコピーとして巷で注目のDN-84766を買いました。
基板を見る限りでは、僅かに部品の省略が有りますが、ハッキリ言って同一品。
HD2が5万くらいなんで、その1/10以下で手に入るとなれば人気となるのも当然です。
既にほぼ売り切れ状態のようですが、入手済みの人たちが色々改造してるようです。
私もやっと回路を採り終えたんで、解析しながらすこし弄ってみました。

このDACのポイントは、AK4127というレート変換LSIにより、水晶精度の高品質クロックに
載せ換えて、DAC処理のPCM1754へ送るところに有る。
AK4172というLSIは便利なもので、本機のように入力をslaveモード、
出力をmasterモードにすると、入力がどんなサンプリング周波数でも、
出力マスタークロックに準じたサンプリング周波数に変換してくれる。

ただ、192kにアップサンプリングすると説明している人が多いけど、それは勘違い。
大体、基板上に搭載されたX'talは27MHzだし、クロックジェネレータ(CGS3321)も
そのまま27MHzを出すだけなんで、アップサンプリングは27MHzの分周周波数になる。
DN84766_1.jpg

本機は、供給マスタクロックを256fsとして使う設定(CMODE= 0)なんで、
27MHz/256 = 105.5kに変換される。
一応、4127の出力LRCKの波形を取ってみた。
DN84766_3.jpg
入力側のサンプリング周波数を44.1k,48k,96kに変えても、変わらず105.5kになってる。
もし、192kにしたいなら、CMODE2,0pinをパターンから外して、3.3Vで吊った後に、
X'talを24.576MHzに換えればよろし。

でもさぁ、正直アップサンプリングって意味有るのかね。
AK4127の評価ボードのデータシートまでちゃんと読んだ良い子なら、
アップサンプリングすると周波数特性がハイ落ちするデータも見たでしょ?
http://www.akm.com/akm/jp/file/ev-board-manual/AK4127VF.pdf
レート変換なんで、間引き、補間のデジタルフィルタが入るんだから、
もとより良くなるってことは無いよ。まぁ、超解像的な特殊な補間法は有るけどね。

多分、このLSIを使う意図はアップサンプリングというより。高品位な水晶精度クロックへの
載せ換えによるジッタ除去なんだと思うんだけど、回路追って驚いたのは、
前段のAK4118のマスタークロックが水晶クロックとぶつかってること。

なんだ?、何か意図があるのか?

つうか、ヤバいだろ。出力ぶつかってたら。

つまり、こんな回路になっている。
(2013.10.15修正しました。上海丼屋さんありがとうごさいます)
DN84766clk2.jpg
せっかく高品位のX'talクロックを作ったのに、前段のクロックが繋がっているんで、
なんというか、2つのクロックが混合したwired_or状態だ。
試しにDACPCM1754のマスタークロック端子波形を取ってみました。
DN84766_2.jpg
見事なジッターです。
こんなクロックで動作してるんだから、さぞかし酷い音なんだろうと思いきや、
まぁ、普通に音出てるんですよ。
ネットで、この状況に言及してる書き込みも見たこと無いし、知らなきゃ気にならないんでしょ。
まぁ、ジッタなんて結局この程度の影響しか無いんでしょうかね。

とはいえ、気持ち悪いというか、ヘタすりゃ壊れるんでR17を外しました。
それで、同一ポイントで取った波形がこちらです。
DN84766_4.jpg

モノの見事にジッタが消えてます。そりゃそうです。関係ないクロックが混じってたんですから。
R17を外したことでなにか不具合が出ることがあるんでしょうか?

チェック用に繋いでいたのは、簡易音出しセットなんで正直音の違いはよく判りませんが、
私はこのクロック改造の状態で、これからチェックすることにします。

私はPCはMacBook Proを使っているんですが、USBのポートによっては、
全く認識しなかったり、ノイズが出たりします。(R17除去以前から)
かなりUSB電源にシビアなセットみたいですね。
かといって、電源周りのパスコンを安易に大容量化するのは、
電源突入電流がUSB規定を超える可能も有るし、
レギュレータの二次側は逆圧も考慮しなきゃヤバいしで、けっこう面倒です。
やっぱり独立電源化かなぁ。

定番は、最終段のLPF改造だけど、それ以前にDACとしてまともな状態にしてからです。
だって、元がおかしいのに、LPFの定数云々煮詰めてもねぇ、、
というか、完全同一構成のHEGEL HD2は大丈夫なんでしょうか?
同じクロック構成なら、結構ヤバいと思うんですが、、

予想通り、完全暴走記事になりました。
訪問者数の落ち込みに拍車がかかるような気がします。

ま、いいや。備忘録だもん。
関連記事

中華DACは面白い..のか? DN-84766を覗いてみる。その2«  | HOME |  »実験くん Oyaideの短尺セールは楽しいのです。

コメント

貴重な情報感謝します。
記事で手持ちのDN-84766確認しましたが、R17の22ΩはCGS3321の#5に直接接続では無く、記事の測定ポイントのところに繋がってませんか?

>上海丼屋さん
コメント有り難うございます。

御指摘通り、クロックはPCM1754の16pinの位置でぶつかってました。
多分、R17とR48のどちらかを実装することで、
クロック載せ換えをするか選択できる基板パターンなんですね。

単なる実装ミスだと思うんですが、どうなんでしょうね。
HD2の基板写真を見ても、R17相当は付いているし、
水晶は27MHz周辺なんですよ。
水晶精度のクロックで192kアップサンプリングして
ジッタ除去っていう宣伝文句は正直眉唾のような、、

実はDN-84766はその辺りは宣伝文句に使っていないんですよね。
確信犯だったりして、、

詳しい人には物足りない内容で、間違いもあるかと思いますが、
良ければ、たまに覗きに来て、コメント頂けると嬉しいです。

公開されている解析情報はここが一番早いようで、こちらも解析がちょっと進みました。
ありがとうございます。
私もオシロで観てみましたが、PCM1754へのSCKは見事にジッタが乗った感じでした。
R17を取っ払ったらご指摘通りジッタが取れ、綺麗な27MHzの波形が確認できました。
(といっても帯域狭いオシロなので三角波にみえましたが)
AK4127の#26(OLRCK)が105.47KHzだったんで、その周波数にアップサンプリング
されている模様ですね。本家は判りませんが、ネットに出回っている192KHzへのアップ
サンプリング情報は間違いでしょう。
不思議なのがR17撤去前後のDACのアナログ出力の歪率を確認しましたが、何故か差異が
確認できませんでした。
更に不思議なのは、オシロでさっと見た限りですが、AK4118の#23(MCKO1)の出力が
再生ソースの128fsとなっているようで、96KHzソフト再生時、12.288MHz、48KHzソフト
再生時、6.144MHzとASRCのシステムクロックの27MHzとは全く関係の無い周波数を合成する
ようになっているようです。敢えて歪みを負荷する味付けの設計なんでしょうか?
純度の高いマスタークロックで非同期サンプルレートコンバータを動かすのが胆だと思い
ますので、私も気持ちが悪いのでR17を外して聴いてます。

>上海丼屋さん
PCM1754のマスタクロックのジッタがこれだけ変化しても、
出音に余り影響が無いというのは、まぁ、256fs相当のクロックなんで、
実サンプリング周波数への影響は256平均で相殺されるということでしょうか。

MCKO1はOCKS[1:0]=3なので、128fsが出るはずです。
何故、これを混ぜたかと言えば、単なる抵抗の外し忘れではないかと。

実は、昨日、本家のHD2の基板写真を色々検索してみると、
R17相当の抵抗が有るものと、無いものが有るんですよ。

本家は、どこかで気付いて、”ヤバっ、抵抗外しとこっと。”
辺りが答えなんじゃないかと勘ぐっているのですが、、

何はともあれ、自分の検証と同じ結果の人が居て良かったです。
これからも宜しくお願いします。

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