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バカラッシュ

バカラッシュ

Jazz Guitar弾きです。
練習しながら忘れないように記録します。


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ECMの決断

とうとうECMレーベルが、Apple Musicを始めとする定額ストリーミングサービスに参加した。
これまで、音楽作品の配給はLPやCDというパッケージメディアが望ましいという方針から、
ネット上への違法アップロードを見るに見かねて、著作権保護の観点からの決断らしい。

私自身、Apple Musicを利用してからCDの購入が激減して、、
CDを購入するのは、iPodでも聴きたいと思った作品に限定している。
この頃だと、Mike Morenoの新譜と、Peter Bernsteinのライブかな。




Keith Jarrettに代表するECM系は問答無用でCD購入だったんだけど、
やっぱりCD購入は減っちゃうよなぁ。
これでストリーミングを拒絶していて、且つ私が聴きたい人、レーベルは
King Crimsonと、Maria Schneider(Artist Share)くらいかなぁ。

あ、Crusadersが有ったと思ったら、いつの間にかApple Musicに登録されてた。

しかし、このストリーミング配信が音楽作品配給の最良の形態とは思えないけど、
もう仕方が無いのかね。

とりあえずこれはCD買おっと。

Three For Three

基本的にギタリストって保守的なんだと思う。
楽器だって、未だにビンテージ、真空管信仰だし。
ベーシストは、スタインバーガーのようなヘッドレスモデルや、D級アンプなんかも、
割と抵抗無く取り入れたのにね。

ただ、この頃のジャズギターはオーセンテックなスタイルから
少し新しい流れに移行してきてる感じ。
カートのCaipiのようなワールドミュージックぽい感じとか、
Matt Stevensのポストロックとか。

すまん。正直言うと苦手なんだ。よく判らんのだよ。
もうオジさんね、感性がね、古いのよ。オールドスクールで良いや。

Mike Morenoの新譜は、そんな私が待ちに待ったギタートリオでした。


自作曲無し。
ただ、所謂スタンダードもApril in Parisだけで、ShorterのThe Big Pushとか、
Mulgrew Miller(!)のFor Those Who Doといった、所謂ジャズメンスタンダードからの選曲。
しかも、ちょっと捻った選曲だよね。
で、一応新しい流れのほうも、Radioheadを選曲してる。

こういうのを待ってたんだよね。
勿論古くさい訳ではないけど、あくまでもジャズ、ジャズギタートリオなんだ。

元々Mike Morenoってスタンダードをよく演奏してくれるんだけど、
そのままってことはなくて、強力にアレンジしていて古い感じは無かったんだ。
First in MindのAirginなんかはライブでも演るけど、
アレンジ凄すぎて、バンドとしては崩壊気味だもんなぁ。

今回のApril in ParisもGペダルのイントロがカッコいい。
Dm(b5)-C-B-G7-Gdim-Cみたいな進行で、
トップノートがF-E-D#-D-C#-Cと半音で動くのかな。
パクろう。

斬新な自作曲を演るということは、プレーヤーとしての基本的欲求だと思うし、
新しい方向性を模索したいというのも当然の流れだと思う。

だけども、取り残されたオッちゃんにはよく判らんのだが、
オーセンテックなJazzの枠組みでも、まだまだ可能性があると思うのです。


Mike Morenoカバーもの
ライブでコレみたいなぁ。

Best of Bonus Track選考会

アルバムにBonus Trackという、まぁ、オマケが入っていることがある。
CDが出始めの頃は、レコードに対してCDのほうが高かったんで、
販促目的に、CDにだけBonus Trackをつけるなんていうのが結構有った。

貧乏学生だったんで、CDプレーヤーなんか持っていなかったから,
CDなんか買えない、聴けない時期が長かった。
その頃に発売されたアルバムを、CDで買い直すと、
”えーっ!こんな曲はいってたの?!”
みたいなことが結構有るんだよね。

例えば、Chick Corea Elektric Bandの1st. (名盤!!)


一曲目の"City Gate"はレコードには入っていなくて、いきなりRumble(名曲!)から始まる。
ライブを観に行くと、CDを聴いてる客は、City Gateが演奏されると湧く訳ですよ。
次はRumbleだぁ!!って判るからね。

レコード組は、何だこの曲???、なに湧いてんだ??ってポカーンとしてると、
いきなりあのRumbleのイントロ始まって、不意打ち食らってチビっちゃう訳だ。
まぁ、アルバムとしてはRumbleが1曲目の方が良いと思うんだけどね。
初めてレコードをかけたときに、いきなりあのイントロが出てきたときの衝撃は忘れられない。

はっきり言えばBonus Trackって、アウトテイクな訳で、
あまり良い曲、良い演奏っていうのは無いんだよね。オマケはオマケですよ。
そんな中、なんでこれがBonus Track扱いなんだっていうのが、
Micheal Breckerの1stのMy One And Only Love。

Pat Methenyのソロもカッコ良いんだが、コンピングが良いんだよ。
あまりにかっこ良くて採譜した。
満を持して作ったリーダーアルバムだから、スタンダードはボツったのかなぁ。

で、わたしの個人的、Best of Bonus Trackはコレです。


泣く子も黙るYesの大名盤 Close To The EdgeのBonus Trackの"America"。
S&GのAmericaですよ!!
Chris Squireのあの音での4つ打ちがめちゃくちゃカッコいい。
圧倒的にYesになってるんだよなぁ。

未聴のかたはゼヒゼヒ。

Caipi

一人で多重録音という情報があったんで、ある程度予想してたんだけど。
ギター以外の楽器がダイナミクスに欠けたデモテープ的ニュアンス。

Pat MethenyのOrchestrionのときに感じた印象と同じ。
打ち込みではないんだけど、なんかのっぺりして(特にベース)
はっきり言えば、ギター以外は他の人がやったほうが良かったなぁ。
クラプトンはどうかと思うけど。

Star of Jupiterの圧倒的なカタルシスを求めてはいけないのかな。
あれは、高校生のときのハードロック衝動を思い出すレベルだった。
鬱屈した日常へのイライラを紛らわす麻薬だった。

多分、PMGとの類似性が語られるんだろうけど、
同じブラジルでも、あの”Third Wind"に有ったうねるような高揚感はCaipiには無い。

ライブに行くつもりだったけど、ちょっと迷ってます。
Nir Felderみたいにライブだと大化けするパターンも有るからなぁ。

'16 今年の一枚

大晦日です。
音楽関係の超個人的ベストを考えながら、この記事を書くと年の瀬だなぁと思うのです。

まずはベストライブ。
今年はあまり面白いライブが無かったです。

地球に落ちてきた男 Kurt Rosenwinkel Trio At Cotton Club

いつも素晴らしい演奏をしてくれるKurt Rosenwinkelなんだけど、
今回は指が縺れるような感じで、何というか調子悪そうだなぁというライブでした。
逆にBassのDario Deiddaは、音もソロも良くて、今後ともフォローしたい良い演奏でした。

記事は書かなかったんですが、Wolfgang Muthspiel Trioも観ました。
勿論良かったんですが、あのReal Book Stories Trioを期待してた分ちょっと物足りなかった。

ということで今年のベストライブはこれにします。

Peter Bernsteinの後で鉄面皮が笑う。Larry Goldings Trio at the Cotton Club

初めて見るPeter Bernsteinはやっぱり音が素晴らしかったし、
なんと言ってもBill Stewartがノリノリで楽しそうだったのが印象的でした。

さて、今度はCDです。
まぁApple Musicで聴いてしまうので、実際にはCDを購入していないことが多いのですが、、
そんな中で、実際に購入した音源は当たりでした。

ベストにしようかなとずいぶん迷ったのがコレです。


Wolfgang Muthspielの新譜は、Brian Blade & Larry Grenadierの来日Trioに加え、
Ambrose AkinmusireとBrad Mehldauが参加した超豪華版。
ECMらしい内省的な印象なんだけど、実は結構弾きまくっています。
Triad Songのソロなんかスゲー、カッコいいー、と中学生的ミーハーになっちゃいますね。

で、こちらを今年のベスト1にします。



Tom Harrellの新譜は、上記CDにも参加していたAmbrose Akinmusireとの2Tp構成。
ギターはCharles Alturaで、これが凄く良い。
Chick Coreaとの演奏はあまり印象に残ってないんだけど、
今回はコンピングも含めて、こりゃカッコいいわっていう演奏。
個人的にギタートリオにHornを加えるなら、SaxよりTpのほうが好きなんだよね。

観たいなぁ。実はTom Harrellも観てないし、来てくれないかなぁ。

さて、これで今年の記事もおしまいです。
今年は、久しぶりに人前で演奏する機会が多くて良かったです。
単なる自己満足系、書き散らしBlogですが、良ければ来年も覗きにきてください。
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それでは、良いお年を!

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